『情熱大陸』出演のウクライナ人バンドゥーラ奏者のナターシャ・グジーの活動と無料動画を紹介

ナターシャ・グジーさんは、2022年8月14日放送の『情熱大陸』に出演したウクライナの歌手・バンドゥーラ奏者。流ちょうな日本語からも分かる通り、日本には22年ほど住んでいます。

故郷を離れて活動されるナターシャさんは、現在のウクライナの状況に心を痛め、支援活動に奔走されています。今回の記事では彼女の音楽と、チャリティー活動についてご紹介します。

スポンサードリンク

演奏する楽器は「バンドゥーラ」

ナターシャ・グジーさんが演奏する、一抱えもある琵琶のような弦楽器は「バンドゥーラ」。ウクライナの民族楽器です。古くは15世紀から使われている、リュート属の楽器なのだそう。

ナターシャさんによると、

この楽器は63弦もあって、音色はチェンバロに似ています。形は琵琶にも似ていますね。
 私は8歳のころに、この楽器の音色に夢中になって、ウクライナの音楽学校に入りました。

「京都の生協」https://kyotofu-seikyoren.com/publicity/coop_kyoto/68/talk.htmlより引用

63弦って、すごく演奏が難しそうですね…!

いくつか種類があり、ハルキウやキーウなどのスタイルに分かれているようです。キーウの音楽学校で学んだというナターシャさんは、やはりキーウ・スタイルでしょうか?

チャリティーツアー「希望の大地」開催中!

CFU47「希望の大地」(CFU=Charity for Ukraine)は、収益をウクライナ人道支援に寄付するという、ナターシャさんの単独ツアーです。2022年7月から11月にかけ、47都道府県で開催されます。スケジュールは下記リンク先のサイトを参考にしてください。

CFU47「希望の大地」スケジュール

ナターシャさんのボルシチを食べてウクライナ支援

ウクライナ侵攻が始まってからの、祖国から離れて暮らすナターシャさんの心痛は察するに余りあります。

コンサートの利益を寄付に回すなど、音楽を通して支援を訴えているのに加え、得意の郷土料理である「ボルシチ」も活用されているのだとか。

ArtemisによるPixabayからの画像

日本でも有名な「ボルシチ」ですが、私を含めて、なんとなく食べたことがあるような…というぼんやりしたイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。

ナターシャさんは、ボルシチをレトルト商品化し、販売することで収益の一部をチャリティーに回す活動をされています。ビーツが入った本格的なレシピによる商品なので、グルメな人からも注目されそうですね!

【食べて応援!ウクライナ ビーツたっぷりの本格派『なっちゃんボルシチ』をご家庭で!】

「なっちゃん」はナターシャさんのことですね。応援購入は3,000円からできます。美味しい料理を味わいながら、支援をするのも良いですね!

イギリスでのウクライナの障がい者支援にも参加中

ナターシャさんは、イギリス在住のジャーナリスト木村正人氏や、音楽プロデューサーの鈴木ナオミさんなどによる支援プロジェクトにも、音楽ビデオで参加されています。

JINRIKIプロジェクト支援 (YouTube動画)

演奏動画は1:17ほどからスタートです。

注;上記チャリティー活動はそれぞれ期限があります。詳細はリンク先からご確認ください。

有名な楽曲のカバーもいっぱい!動画はこちら

バンドゥーラを使った曲というと、私たちには耳慣れない民族音楽が多そうで、敷居が高いイメージがあります。

しかしナターシャさんは、日本の有名なポップソングやジブリ映画の主題歌などをカバーして、親しみやすく聴かせてくれています。彼女にとって外国語の歌を、なぜこんなに情緒たっぷりに歌えるのか…、天から響くような素晴らしい歌声なので、ぜひ聴いてほしいです。

YouTubeで無料配信してらっしゃるので、特におすすめの曲をいくつかご紹介します。つい泣いちゃうので、電車の中では聴かない方が良いです…!

ナターシャ・グジーの音楽や料理を通してウクライナ支援

日本から私たちに向けて、ウクライナの文化を発信してくれるナターシャさん。日本に来た避難民の人たちにも、「何かできることはないか」と思っている日本人にも、光を与えてくれる存在ではないでしょうか。

自分にできる支援をしながら、一日も早くナターシャさんがウクライナを訪れて、親戚と笑顔で再会できるよう祈りたいですね!

【関連記事】ナターシャ・グジーの結婚相手は日本人?年齢やチェルノブイリ出身の過去など、ウクライナの歌姫のプロフィール