トイ・ストーリー4のラストに号泣!新キャラなどの感想&ちょっぴりネタバレも【Toy Story 4】

今度こそ本当にお別れ!トイ・ストーリー4

日本でも2019年7月12日に公開になったトイ・ストーリー4。さっそく全国各地の映画館で大盛況になっているようですね。

トイ・ストーリーと言えば、子どもだけでなく、大人のハートもがっちりキャッチしてしまうピクサーの名作です。

前作のトイ・ストーリー3で最後かと思われていたため、ダメ押しで4ができると聞いた時はびっくりした人も多かったと思います。

まだコレで稼ぐか、ディズニー…と大人の事情も感じつつ(笑)、やっぱり見に行っちゃいました!

トイストーリーの歴史をサクッと振り返る

歴史の始まりは1995年(日本公開は1996年)。

CGIアニメの先駆者とも言えるピクサーの最初の長編映画です。

大物ハリウッドスターのトム・ハンクスが、主役のウッディの声と主題歌を担当していたのも話題になりましたね。

出典:pixabay

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その後も『ファインディング・ニモ』や『Mr.インクレディブル』などの人気作をたくさん世に出している会社ですが、個人的には今でも初期の、ランプがピョコピョコ跳ねる短編の斬新さ・面白さが忘れられません。

トイ・ストーリー2作目は4年後の1999年に公開され、前作を凌ぐという声もあったほど高い評価を得ました。

しかしその後は少し間が空き、3作目の公開は2010年。そして今回の4作目で完了です(ですよね!?また出来たりして…^^;)。

我が家ではトイ・ストーリー3から家族で映画館で観ていますが、それ以前ももちろんビデオ(死語?)で鑑賞していました。

ふだんアニメなんて観ないうちの夫が「トイ・ストーリーは別格だ!」(←後にMr.インクレディブルも加わる…)と絶賛していたため、我が家では家族の伝統の映画の1本です(^^;)。

個性的なキャラクターたち!新キャラのフォーキーって?

バズ・ライトイヤーやジェシーなど、毎回少しずつ加わる新キャラのおもちゃ達。

今回の新キャラのメインはフォーキー(Forky)。

使い捨ての先割れフォークなど、ゴミ箱の中からかき集めた材料を中心に作られたおもちゃです。

エコ・節約志向の世の中を反映していますね…(^^;)

ピッカピカでボタンを押すと音がなったり、翼が飛び出たりするバズ・ライトイヤーとは隔世の感があります。

前作でウッディたちの新しい持ち主になったボニーが作った割には、妙に壊れずに長持ちするのはご愛嬌!

なお、観る側の親にとって嬉しいのは、フォーキーはグッズを買わなくても自分で作れちゃうところ!キャンプなどで活躍する先割れスプーンと、アイスの棒、工作で使うモール、粘土、ペンがあればできます。

ネットでは白の他、カラフルなのも売ってます↓が、1本だけならお弁当などに付いてきたのを洗って使うと経済的ですね!

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トイ・ストーリーの公式サイトでも、作り方を説明していました。映画では顔は目玉シールを使ってますが、なければペンで書いちゃっても良いそうです♪

フォーキーの作り方(外部サイトに飛びます)

サクッとあらすじ解説(ラストネタバレあり)

ボニーの家で、新旧の仲間たちと楽しく過ごすウッディ。でも、ちょっと置き去りにされることも増えてきて、一抹の不安を感じることも。

そんな時、ボニーが幼稚園に行くことに!不安げな彼女を心配したウッディは、無理やり付いていきます。

でもボニーは新しいおもちゃ、フォーキーを作ってご機嫌です。

ウッディもハッピーですが、肝心のフォーキーはおもちゃとしては変わり者で…!?

そんな中、ボニーの家族はキャンピングカーで旅行に出発します。

今回のトイ・ストーリーはガールズ・パワー炸裂!

強くてかっこいいヒロインがイマドキ!

どうにかこうにかフォーキーを守りつつ、たどり着いた先でウッディが再会したのは…

ボー・ピープ

予告編でも分かりますが、昔、アンディの家にいた頃は大人しげなピンクのロングドレスに身を包んだ女性だったのに、今ではすっかり様子が変わっています。

パンツ・ルックに身を包み、マントまでして、まるで女怪盗!

ウッディばりにアクティブで、「あなた陶器なのに、割れちゃうわよ〜!」と観ている方がハラハラするほどです。

ここも、『アナと雪の女王』と同じ時代性を感じますよね。今やヒロインは守ってもらうだけのお姫様ではなく、自分で行き方を選び、戦う勇者なんです。

対する悪役、フォーキーを人質(トイ質?)にウッディを狙う(これも切ない理由があるんですが…)ギャビー・ギャビーも女の子の人形。

しかし半目でどっしりと構える姿には、マフィアのボス並みの迫力があります。

キアヌ・リーブスも声優で登場!

今作品の声優さんの目玉は、何と言ってもキアヌ・リーブス。

バイクに跨ったカナダのスタントマンという設定のおもちゃ、デューク・カブーンの声を演じています。

買ってくれた子どもが、CMみたいに派手に動かないことにがっかりして(’あるある’ですけどね〜^^;)遊んでくれなくなった過去を持つデュークは、トラウマがあって本物のスタントができなくなっています。

ちょっと退屈なキャラではありますが、キアヌの声!と思って聞いていると面白いかもしれません。

日本語版の場合は森川智之さんが声をあてているんですね。

ちなみに、私はぬいぐるみコンビのダッキー&バニーの日本語吹き替えがチョコレートプラネットのお二人だと聞いて、ぴったり!と笑ってしまいましたo(>▽<o)(o>▽<)o!

吹替版でチョコプラさんの声、聞きたいなあ…。

【ラストシーン】ウッディ、決断の時(ここは重要なネタバレになってしまうので、読みたくない方は飛ばしてください)

誰かにサヨナラする必要が…

お約束のキャラクター達のドタバタの後、ウッディは仲間たちやボニーの元へ戻って大団円…

かと思いきや、ここで彼には2つの道が用意されています。

今までどおり、持ち主ボニーや仲間たちと楽しく過ごすか。

ボー達’Lost toys’のように、自由な存在として生きていくか。

前者には、いつか成長したボニーに飽きられ、捨てられる日が来ることへの恐怖が常につきまといます。

後者は、「子どもと常に一緒にいて、遊び、慰める」というウッディの信条かつ、おもちゃとしての根本的な存在意義を失うことになります。

今までのウッディだったら、間違いなく前者を選んでいたでしょう。

でも、ここで最初の頃の「ボニーはウッディに飽きてきているらしい」という伏線が効いてきます。

そう、ウッディも心の中では、いつまでもボニーのおもちゃではいられないことを分かっているのです。

彼はボー達とともに残り、広い空の下で、自由に生きることを選択します。

そしてそれは、ボニーだけでなく、バズやジェシー、スリンキー、Mr.ポテトヘッド達とお別れすることでもあります…。

今まで彼らのリーダーとして頑張ってきたウディは、シェリフのバッジをジェシーに渡し、後を託します。

(これがバズじゃなくてジェシーなところも、新しいフェミニズムの流れを感じますね。『アベンジャーズ』のラストで、ソーがトップの座を女性であるヴァルキリーに譲ったところも思い出しました)

…いやもう、この辺りで私なんぞは、まんまと制作側の狙いに乗って号泣して、子どもに呆れられました(^^;)。

だってだって、こちらは長いこと観てきたトイ・ストーリーのキャラたちと、ウッディは仲間たちと、ダブルのお別れですよ〜!

こりゃ泣けますわ〜〜。゜゜(´□`。)°゜。

(ネタバレここまで↑)

トイ・ストーリー4、大人にも子どもにもおすすめ!

遂に完結したトイ・ストーリーシリーズ。

結末について、賛否両論あるかもしれません。

でも、大人にはノスタルジー、子どもには冒険心をかきたててくれるトイ・ストーリーは、間違いなく名作アニメ。

ぜひぜひ、前作までと合わせて『トイ・ストーリー4』を楽しんでほしいです!