『上田と女が吠える夜』で炎上した麻木久仁子と、尊敬された節約家・ハイヒールモモコの違いとは

麻木久仁子さんと古市憲寿さんが「時給2円」発言で思わぬ炎上!

7月20日放送の『上田と女が吠える夜』のサブタイトルは、「金銭感覚バグってるヤツVS古市憲寿▼究極の節約女子が大集合」

社会学者の古市憲寿さんと、ハイヒールモモコさんや大久保佳代子さん、美村里江さん、山口もえさんなどの女性たちが登場しました。

浪費家の話はともかく、昨今の値上げラッシュにあえいでいる庶民としては、役にたつ節約術があれば耳をダンボにして学びたい!と思わず食いついて見てしまいました。

プリンの空き瓶をコップにする、破けたストッキングは掃除に使う…などバラエティ豊かな話が飛び交う中、’浪費家’として登場した麻木久仁子さんが、ちょっとした爆弾発言をしてしまいました。

「1円を節約するために30分かけてスーパーに行くのは時間と労力の無駄」

古市さんも「地域の最低賃金を調べて、その額で働いた方が良い。その節約は時給2円にしかならない」と同意していました。

これに対し、ネットではこんな声が多く上がっていました。

麻木さんたちの意見は至極もっともなのですが、「庶民の気持ちを分かっていない」という印象を受けます。

働きたくても働き口がない、病気や子育てで働けないという人や、年金が少なくて生活が苦しい、といった人にとっては、日々の買い物で1円を節約するのが重要課題でしょう。

そこを「働けばいいじゃん」というのは、少々乱暴な発言だったかもしれませんね。

「歩くSDGs」ハイヒールモモコさんはただのケチじゃない!

麻木さん・古市さんの炎上発言に反論したのが、モモコさんです。

「スーパー巡りの間も運動と思えば、ジムに行く費用が浮いて安上がりになる」

確かにその面はありますよね!大久保さんも、私は腕を大きく降って歩いて、ダイエットに活かしてるわよ!と実演してくれました。

モモコさんと言えば値切るのは当たり前、もらえる物は何でももらうという「大阪のおばちゃん」を地で行く人。悪く言えばドケチな人という印象があります。

ところが、自分で「私は歩くSDGs」と言うだけあり、物を無駄にしない節約精神には感心してしまいました!例えば、

  • 番組収録で口をつけた料理、撮影用料理はテイクアウトして持ち帰る
  • ホテルのアメニティは必ず持ち帰り、分類して整理。人にあげたり、震災時には避難所へ寄付したりしている

テレビで使った料理を持ち帰るのは芸能人ならではの節約法ですが、食べ物を無駄にしない姿勢は見習いたいですね!

浮いたお金は、家族でのハワイ旅行や好きな高級ブランド品の購入に当てているそう。反面、タオルは色が抜けるまで30年くらい使用、シャネルのアクセサリーを餃子やお菓子の空き箱に収納など、庶民的な工夫もされていました。

なかでも出演者たちが感心していたのが、片方だけになってしまったイヤリングを文字盤に配置して作った、オリジナルのシャネル壁時計です。泉ピン子さんなどブランド好きな芸能人に「片っぽだけになったらください」とお願いして集めたのだとか。

シャネルのイヤリングはなかなか集められませんが、使えなくなったお気に入りのアクセサリーを再利用するヒントになりますね。

Image by Hans Braxmeier from Pixabay

芸能人の節約術も意外とすごい。見習ってがんばろう

番組中では、Uber eatsで豪快に頼んで食事するモデルのたけうちほのかさんなど、浪費家な人もいましたが、「稼いでいる芸能人も、けっこう節約がんばってるんだな」と思えました。

もちろん仕事があって稼いでいる人たちですから、番組のために話を盛っている面もあるでしょうし、最近の生活費の高騰に戦々恐々としている我々(一緒にするな!と思った人、すみません…)とは違うでしょう。

でも、華やかな人たちが節約をしている話を聞くと、ちょっと勇気づけられる気もします。彼女たちに負けず、これからも工夫して節約生活をがんばっていきたいです!